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原稿用紙

先日、国立民族学博物館に行ってきた。
古今東西の過去の生活道具、家屋、舟、楽器、仏像、それこそ呪物まで展示してある場所。
そこを開いた初代館長が故梅棹忠夫先生。
本当の知の巨人。
俺は、その人の影響を多少受けている。と思う。
ひょんな事から梅棹先生が生前、ご自身でお使いになっていたオリジナルの原稿用紙を分けていただいた。
先生が視力を失ってからは、ご自身で原稿を書くことが無くなり、使われずに置かれていたそうだ。
白はだめ、目に優しいからとたまご色、万年筆のインクを弾くのが嫌だから和紙のような質感、400字詰めはなにかと無駄が多いから200字詰め。
そしてご自身のネーム。
その拘って作られた原稿用紙自体のクオリティが素晴らしくて、日焼けしたような紙の端すらサマになっている。
「紙は使うためにあるもんや。さっさと使うてもうたらよろしい。」
と言われて、じゃあ使いますと言い放ってみたいものだが、俺はこの原稿用紙をこの先ずっと使えそうもない。
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