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N. 'Black Princess'

2013年の一番花。
やはりブラックプリンセスは花上がりが良い。
すでに次の蕾も上がってきている。
しかしオールモストブラックは相変わらず。
蕾ができてはいるが膨らまないのでアウト。
相も変わらず出足が遅い。
同条件、同環境で育てているのだが、これはもう品種の特性としか言いようが無い。
片親が同じで花が似ているからどちらか1種でいいと言う方も居られるが、自分としては到底似ているとは思えないので一種に絞れず現在に至る。
咲いたら咲いたでオールモストブラックはカッコいいのだよ。
ほんのり桜餅のような香りもするしね。
2品種しか無い黒系睡蓮に拘る自分としては、どちらか1品種だけを残すというのはやはり何かを捨ててしまったようで落ち着かないというのが現在の答である。
話は変わるが水鉢は、都会と呼ばれるこの場所の一つの楽園でもある。
蝶や蜂、雀に野良猫まで色々とやってくるのだ。
不思議といさかいは無く、蜂やら蝶と一緒に野良猫が水を飲んでいたりする。
水中のメダカに悪さをするものも居ない。
さすがに雀と猫が一緒に飲んでいるのを見かけたことは無いが、コミュニケーションというのは種の外側に広がっていて、各々が場をわきまえているのを見ることが出来る。
阿呆な酔っ払いや歩きタバコなんかしていて、周囲の人が煙や灰をかぶる可能性なんかを想定できない人間より、よほど高度なコミュニケーション能力。
そういう場を提供していると思えるだけでも、この趣味はまずまずだと思うのだが彼らはお礼の一つもよこしはしない。
俺は五三焼が好物だと彼らに言ってみても数日後に届いたりはしないのだ。
むしろ、ばったり会った時などは睡蓮鉢を維持しているこちらが悪者のようになるのだが、基本的に見知らぬ彼らのために自分は減った水をいそいそと継ぎ足している。
英雄は民衆の奴隷であるという言葉をふと思い出しながら。
なんだか不条理なようだがそれでよい。
裸の王様。
人間だけがもう蚊帳の外なのかもしれない。
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