半野良猫♂
名前の由来は背中に白くて目立つ一文字の模様抜けがあるから。
自分の周りの数名には地味に有名な猫である。
これは母の自転車の前カゴにて熟睡のところを激写。
母が両足の手術をしてから､基本的にこの自転車が動く事はない。
その動かない前カゴが彼の宮殿のようなものである。
ゆえにさして苦も無く撮影できる。
防災カバー？の風防外壁付き。
底面にはタオルハンカチ。
いつの間にかブランケットまで入れてもらってグレードアップしていた。
これは猫的にもさぞ居心地が良かろう。
出て行く気配が無いのも頷ける。
ちなみに彼は自分の事が大好きである。
とにかく触れ、抱けと非常にうるさい。
基本的に自分を呼ぶ時以外で鳴いているところを見たことは無いのだが、とにかく抱かれるまでがしつこい。
先日の夜に突然、死角から足をめがけて突撃された時などは、妖怪｢すねこすり｣の正体はこういうものだなとなぜか得心を得た。
しかし抱いてしまえば、つきたての餅のようにだらりとしている。
これがギャップ萌えという事なのだろうか。
どうも違うような気もするのだが、そこはそれギャップ萌えという事にしておこう。
実際のところ、黒い服が多い自分は服に付いた毛を見ては萌えるどころか辟易してもいるのだが。
以前、神社前に居たマタタビとは違い、完全な人の生活圏で生活する猫であり急に消えるという場合、事故かテリトリー争い、誰かに飼われるかという事であろう。
そういう意味では、いつまで居るのか気になるところではある。
彼はこのまま、前カゴの王であり続ける事はできるのであろうか。