シロバナジンチョウゲが実家で咲いていた。
母が育てているのだが、鉢植えにしては大株で毎年たくさんの花をつけている。
とても肉感的で艶かしい。
まさに女性のそれのようでもある。
少し話が逸れてしまった。
話題を変えよう。
普段、物事にあまり頓着しない母だが時折拘りを見せる事がある。
例えば今回はこうだ。
「沈丁花は赤より白。赤は強いから白じゃないと駄目。白の方がすべてにおいて距離感がちょうどいい。」と。
そういう感覚はとてもよく理解できるし、自分もかなりそういう物の見方をする事が多い。
単純に拘り自体は、母よりもインプットとアウトプットの数が多いであろう僕の方が多くあると思う。
しかし、原点はずっと其処にあった。
そういう拘りを聞く度に、「やはり俺は、この人の息子だなあ」と心の中で呟いている事など母は知る由も無い。
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